乾燥しやすいシーズンや、室内の湿度を常に一定に保つ必要がある家庭などでは、加湿器が大活躍するシーンが少なくありません。
ただしその中には、加湿器の設置場所が不適切なケースが見られるのも、また一つの事実。
特に赤ちゃんがいる家庭では、加湿器を設置する場所によっては、健康や安全面で危険を伴うことにもなりかねません。
したがって赤ちゃんがいる場合には、なおさら加湿器の置き場所を慎重に検討することが求められます。
それでは赤ちゃんにとって安全で安心できる加湿器の置き場所というのは、いったいどんな場所を指すのでしょうか。
まず最も避けたいのが、部屋の隅や壁側あるいは窓際です。
このような場所は水蒸気が直接あたると結露しやすく、カビが発生しやすいと言えます。
カビの見えない胞子が空中を舞うと、赤ちゃんが吸い込んでしまい、健康に悪影響を及ぼすこともあり得ます。
もちろん室内のインテリアとしても、カビや汚れによって見た目が悪くなるため、精神的にも好ましくありません。
そこで消去法として考えられるのが、室内の中心部。
ここならば結露によるリスクも少なく済む上、室内全体を満遍なく加湿することが期待できます。
ただし注意したいのが、赤ちゃんが加湿器を倒すことによって生じる事故です。
そこで加湿器の周囲を専用の柵で囲ったり、赤ちゃんの手の届かない台の上に置くなど、何らかの工夫が必要になります。